田口コレクション

 

初代グランドチャンピオン、初代練板オープン、初代ほんこ王など数々のタイトルを獲得した田口さんの所有するベーは3千個あまり。

その一部はテレビ「なんでも鑑定団」でも紹介されました。

マニアにはたまらない貴重なベーゴマばかり。

すべて練板ベー通信で紹介したものです。

ごゆっくりご覧下さい。ただし、非売品です。


その1

2004年1月15日ベー通信21号から掲載スタート

 

3,000個を超えるコレクション。

テレビ放映は127()テレビ東京「なんでも鑑定団」。

今回からそんな田口さんが選んだベーゴマを紹介しよう。


その2

 

テレビ東京『なんでも鑑定団』で3万円のベーゴマが何と30万円の値をつけた田口コレクション。

マニアでなくても欲しいよね。でもこれは1個1個、田口さんがガラクタ市等で集めたものなんだ。


その3

 

昭和に作られた「巨人」「阪神」のベーゴマ。当時も子どもたちに人気だった。

この型はもうどこにもないんだよなあ。

新ベーじゃないところがいいね。

 


その4

 

年配の方たちにはなつかしい名前が並ぶ昭和べー。

文字がななめになっているのは当時としてはめずらしいそうです。

 


その5

 

明治時代に作られた「カネベー」。大きいのが関東、小さいのが関西製だそうです。

平安時代から貝を廻していたというけど、本当にそのものズバリだね。

 


その6

 

角六王戦にちなみ、その原点を紹介しよう。

角六の文字は東京六大学のイニシャル。

早慶戦、明法戦、数々の名勝負があったんだ。

当時の人気を偲ばせるねえ。

 


その7

 

いにしえの角六野球べー

ずしんと重いよ

裏側に「M」と「W」の刻印が見えるかな

 

 




その8

 

一世を風靡した「さくらベー」、今でも「中高」にあるけど、その原型がこのベー。

おしりに渦巻きがないのが変わってるね

 

 

 



その9

 

杉下、大下、別所、白石、昭和30年生まれでさえ現役時代を知らない往年のプロ野球選手。

今でも大下や別当のベーゴマは売ってるけど、この型じゃないんだなあ。

 



その10

 

こんなベーゴマ見たことない。直系40ミリもある大物。

角六ベーと比べるとその大きさの違いがハッキリするね。

「キング」と「コング」二つ合わせて「キングコング」

 



その11

 

昭和20年、30年代に作られたペチャベー。

人気球団が多いのはベーゴマにありがち。

角六よりずっと薄いよね、回せるかな。

 



その12

 

これは珍しい、岩手県は南部鉄でできたベーゴマ。

へこんだ中に突起がでていて、六角なのは初めて見た。

黒光りしたその姿は、歴戦をかいくぐった証なのかな。



その13

 

戦後、鉄のない時代に作られた焼き物ベー。

鉄と違って焼き物は当たると壊れることも。

代用品だけどそれでも遊びたかったんだね。

 



その14

 

プロ野球往年の一時代を築いた西鉄ライオンズ。

知ってるかな? 稲尾の四連投はいまだに語り草だ。

その後太平洋クラブ、クラウンライター、西武と移ったね。

怪童中西太は、今どうしてるんだろう。

 



その15

 

昨年消えてしまった近鉄バファローズ。

近鉄はボロ球団だったが、それを変えたのが西本監督。

ベーの書体が違うのがわかるかな。

 



その16

 

これは貴重な一品だ。

みんなのおじいちゃんの時代の“のらくろベー”。

「少年倶楽部(しょうねんくらぶ)」に連載された

マンガの主人公。

野良犬黒吉(のらいぬくろきち)が本名だと。

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その17

 

大正時代に作られた「ちょこべー」。

名前の由来は「おちょこ」のちょこから。

一番左の「カネベー」と並べると親子みたいだね。

男巻きで回すんだよ。

 



その18

 

大正時代に作られた角六ベーボールシリーズ。

当時から作られた角六の種類は多い。

角六なのに丸ベーはめずらしい。

6種類のイニシャルが見えるかな。

 



その19

 

四国特産「徳島ベー」、36号のちょこベーやカネベーと似てると思わない?

でもよく見ると楕円(だえん)だよね。

去年、製造中止になったんだって、惜しいねえ。

 

 



その20

 

昭和を代表するミスタープロ野球といえば長嶋茂雄。

数々の名場面に日本中が興奮しました。

復帰を遂げた長嶋さんにちなんで

今回は長嶋ベーの数々。

 



その21

 

普通のベーゴマは八角形、南部ベーは六角形、

ではこのベーは…

あれれ七角形だぞ。

誰が何のために作ったのか、出自も謎だ。

 



その22

 

昭和30年代を沸かした力道山対ルーテーズの死闘。

ワザ師テーズ対力道山の空手チョップの戦いは日本中のプロレスファンを夢中にさせました。

珍しいルーテー『ヅ』の文字がわかりますか。

 



その23

 

昭和30年代を沸かせた往年のプロ野球選手。

8時半の男宮田、中日江藤、巨人国松はなつかしい。

牛若丸の異名で親しまれた阪神吉田は、昭和60年阪神優勝時の監督だ。

ベーの薄さがわかりますか。

 



その24

 

戦後のプロ野球復興を支えたスーパースター大下弘。

高く舞い上がり虹を描くような美しく華麗な本塁打が当時の野球ファンを魅了した。

東急セネターズと西鉄で活躍し、数々のプロ野球新記録を樹立した。

当然、ベーにその名が刻まれる。

一つひとつ書体が違うのが分かるかな。

 



その25

 

これは一体何だ? 芯のあるベーゴマか。

徳島ベーのように真ん中にポッチもある。

芯を削ればまさにベーゴマ。

どこで作られたのかも不明だ。

 



その26

 

昭和29年『少年画報』に連載開始された「赤胴鈴之助」。

ラジオ番組で始まりましたが、その後、実写版をテレビでやってたの知ってる?



その27

 

シリ-ズその8でも紹介した「さくらべー」。

その丸高タイプが上の三つ。

昭和の一時代を映し出す、貴重な一品だ。



その28

 

昭和33年大毎と合併した大映スターズ。

63年ダイエーに身売りした南海ホークス。

ともに昭和を駆け抜けた球団だ。

書体が違う昔ベー、クレヨンがよく似合う。



その29

 

角六王戦にちなんで丸六の紹介。

文字が太く、平らなのが特徴だ。

昭和初期に作られた掘り出し物。

強いかどうかはわからない。



その30

 

六大学野球で人気があったのは早稲田と慶應。

両雄の激突に観衆が沸いた。

クレヨンの色彩が味わい深い。



その31

 

昭和30年代のヒーローもの。

ヒーローはその時代を映し出す。

アトム、力道は知ってるよね。

007はめずらしいなあ。



その32

 

今年のプロ野球で優勝を争った中日と日ハム。

スター揃いの日ハムが優勝したが、その前身が東映フライヤーズ。

安打製造機の張本や快速球の尾崎の活躍はいまでも脳裏に焼きついている。



その33

 

大相撲初場所にちなんで相撲ベーだ。

栃錦と若乃花、この両横綱の時代を「栃若時代」と呼ぶ。

昭和28年街頭テレビで実況中継されると全国的人気となった。